栄養

アゴニスト:生体内の受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなど と同様の機能を示す作動薬 アンタゴニスト:生体内の受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなど働きを阻害する薬

続きを読む
栄養

レチノイン酸はATRA(オールトランスレチノイン酸)と9-cisレチノイン酸の2つの形がある。これらはそれぞれ二量体(2つの分子の複合体をこう呼ぶ)を形成し、その二量体がそれぞれ、受容体に結合する。ATRAの二量体の受容 […]

続きを読む
栄養

ビタミンAは、非常に強力なホルモン様物質である故に、代謝(レチノール→レチノイン酸)→RBPとの結合(レチノール結合タンパク:Retinol-binding protein)→抑制的に働く9-cis RA(レチノイン酸) […]

続きを読む
栄養

情報伝達物質のことをリガンドといい、水溶性リガンドと脂溶性リガンドがある。受容体にもそれぞれ水溶性、脂溶性に対する受容体がある。水溶性リガンドは細胞膜上の受容体に結合し、情報を受け取ったメッセンジャーが核内へ情報を届ける […]

続きを読む
栄養

ベータカロチンはビタミンAの二量体で、ビタミンAは植物にこの形で入っている。肉にはレチニールエステルという形で貯蔵体として入っている。それがエステル化とか加水分解とかしてレチノールに変換され、実際に効果を発現するときには […]

続きを読む
栄養

ビタミンAは、レチノールとレチナールとレチノイン酸に別れ、これらを総称してレチノイドといっている。

続きを読む
栄養

ビタミンAはステロイドホルモンの仲間であり、遺伝子発現の制御を行っている。ステロイドホルモン、甲状腺ホルモン、ビタミンDと同様に、ビタミンAの活性型であるレチノイン酸は核内の受容体に結合し、特定の遺伝子の発現を制御してい […]

続きを読む
栄養

天然のビタミンAと合成の誘導体は似て非なるもの。天然のビタミンAは体内で何重もの調節を受けて、必要な分だけが働くシステムができている。

続きを読む
栄養

中外製薬から発売予定のペレチノインは、世界初の肝細胞がんの再発抑制を目的とした薬剤。合成レチノイン酸製剤だが、この薬はあるタンパク質を核内に移行させ、がん増殖に必要な転写因子を抑制する。

続きを読む
栄養

トレチノイン製剤は妊娠の疑いのある人には禁忌。合成レチノイン酸は、細胞分裂の遺伝子を直接制御する働きを持っているから。受精卵が分裂を繰り返して赤ちゃんになる過程は、まさに分化そのもの。遺伝子のスイッチを否応なしに ON、 […]

続きを読む
栄養

分化のスピードを早めてくれるという性質を美容に応用したのがトレチノイン・クリーム。皮膚細胞のターンオーバーを速めることで、表皮の深い層にあるメラニン色素を浮かせることが可能。最近は、逆に分化を抑制してくれる合成レチノイン […]

続きを読む
栄養

ビタミンAは 1900 年代の初めに、眼球乾燥症に効果のある物質として同定された。目の乾燥を防ぐための物質だと考えられていたビタミンAが突如がんの特効薬としての脚光を浴びたのは1980年代。天然物では特許の取得はできない […]

続きを読む
栄養

食事中のレチノールは通常肝臓に貯蔵され、必要な分だけ血中に放出される。レチノールが肝臓から放出される場合は、レチノール輸送タンパクやトランスサイレチンなど大分子のタンパクと結合し、腎臓で容易に濾過されないような仕組みがあ […]

続きを読む
栄養

分化とは細胞が形態を変化させながら増殖していくことで、一番知られているのは皮膚細胞の角化。表皮のいちばん内側の基底層では、細胞分裂によって毎日新しいケラチノサイトが生まれている。ケラチノサイトは、後から分裂する細胞に徐々 […]

続きを読む
栄養

ビタミンAは脊椎動物の発生や、細胞の分化、生殖、視覚などにおいて重要な働きを担っている。一般的には夜盲症が有名だが、分子栄養学の世界では、細胞の分化を調節する因子としての働きが特に重要。 ・レチノールは血中ビタミンAの多 […]

続きを読む
栄養

葉酸サプリの使い分け: ・活性化経路でわける 葉酸は、folic acid→a→folinic acid→b→5MTHF という順番に活性化されていく。 aの経路が悪いと、細胞分裂が弱くなるため、血液中MCVが高くなり、 […]

続きを読む
栄養

葉酸サプリの種類: ・focic acid(通常のサプリメント、葉酸強化食品に含まれるタイプ) ・folinic acid )フォリン酸、DNA 合成・細胞分裂にかかわる) ・5MTHF(メチル葉酸、活性化型。葉酸の活性 […]

続きを読む
栄養

葉酸は、活性化され体内で補酵素として働く。そのため活性化に必要な酵素がうまく働いている場合は、通常の葉酸サプリをとればよく、そうでない場合はサプリを使い分けた方がよい。活性化葉酸サプリでうまくいっていない活性化経路をバイ […]

続きを読む
栄養

トリプトファン→(水酸化)→5HTP→(脱炭酸)→セロトニン フェニルアラニン→(水酸化)→チロシン→(水酸化)→Lドーパ→(水酸化)→Lドーパ

続きを読む
栄養

THFは 5,10-メチレンTHF となり、更に還元されて5-メチルTHFとなる。この5-メチルTHFがメチル基供与体で、全身にメチル基を供給する。これがビタミンB12の補酵素的な作用を借りて、THFに戻る。この過程でホ […]

続きを読む
栄養

プリン塩基のひとつである、グアニンからグアノシン三リン酸(GTP)が精製され、そこからテトラヒドロビオプテリン(BH4)が合成される。 BH4はモノアミン合成時の水酸化酵素の補酵素として働く。この過程における脱炭酸反応の […]

続きを読む
栄養

葉酸はそのままでは活性がなく、還元型のテトラヒドロ葉酸(THF)が活性型。葉酸の働きのひとつはプリン体合成。葉酸がホルミル基を供給することでプリン体が合成される。プリン塩基にリボース(糖)が結合したものをヌクレオシド、更 […]

続きを読む
栄養

葉酸の働き: ・プリン体合成によりDNAを合成し、細胞分裂に関わる ・神経伝達物質の代謝に関わるBH4を合成しモノアミンなど神経伝達物質の活性化に寄与する ・ビタミンB12と一緒にメチル化回路をまわしメチレーションを進ま […]

続きを読む
栄養

メチオニン回路と葉酸回路は歯車のようにつながっており、片方が止まるともう片方も止まってしまう。

続きを読む
栄養

葉酸は順次活性化され、テトラヒドロ葉酸がプリン塩基合成(アデニン、グアニン)、DNA合成、細胞分裂(赤血球生産など)に関わり、さらにメチル化されたメチル葉酸がビタミンB12をメチル化することでメチル化回路を回しホモシステ […]

続きを読む
栄養

葉酸は細菌と植物によって合成され、消化管において、還元型葉酸は全て酸化型に変換される。酸化型葉酸は、葉酸結合タンパク(FBP)と結合し、能動輸送によって小腸上皮細胞から吸収される。細胞内で葉酸(酸化型)は THFに還元、 […]

続きを読む
栄養

葉酸は、ホウレンソウから見つかったビタミン。ビタミンB12と競合して神経の発達やDNA合成に関わる。不足すると流産、先天奇形、発達障害を引き起こす。厚労省は妊婦に対して二分脊椎予防のためにサプリメント摂取を呼びかけている […]

続きを読む
栄養

メチルコバラミンはメチレーション、アデノシルコバラミンはエネルギー、ヒドロキシは、メチレーションを抑えたい、一酸化窒素を下げたい場合に使う。

続きを読む
栄養

ビタミンB12は神経組織に多く含まれ、欠乏するとSAMeの合成が低下するため、ミエリン脂質のメチル化が障害され脱髄による神経障害が発生する。

続きを読む
栄養

ビタミンB12はコバルトを含むビタミンの総称で、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、ヒドロキシコバラミン、シアノコバラミンがある。前者2つが活性型、後者2つが非活性型。 ・シアノコバラミン 安価で安定しているため、多 […]

続きを読む