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ヘモグロビンとフェチリンチから判断する貧血: ・正常→ヘモグロビン>12.0g/dl、フェリチン値>12ng/mL ・貧血でない鉄欠乏→ヘモグロビン>12.0g/dl、フェリチン値<12ng/mL ・鉄欠乏性貧血→ヘモグ […]

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貧血でない鉄欠乏でも貧血症状がでる。それらは鉄補給で改善可能。治療の指標は貯蔵鉄を満たすこと。体内で貯蔵鉄を表すのが血清フェリチンという数値です。血清フェリチンの下限値は12-20mg/lとしているものが多い。血清フェリ […]

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鉄欠乏は、体内の鉄量が減少する事を意味する。鉄欠乏性貧血は鉄欠乏により、赤血球産生が抑制され、ヘモグロビンの数値が下がる病態。貧血でない鉄欠乏は鉄欠乏があるが、赤血球産生は保たれ、ヘモグロビンの数値が正常な病態。違いは鉄 […]

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フェリチンの一部は血清中へ遊離して、血清フェリチンとして測定可能であり、その値は生体内鉄量を概ね反映する。 ・貯蔵 鉄量を推定するのに有用 ・血清フェリチン1ng/ml は貯蔵鉄5-7mgに相当 ・肝炎、肝硬変、感染症に […]

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低酸素で一番影響を受けるのは一般的に脳。理由は臓器重量あたりの酸素消費量が極めて多いから。貧血で最もでやすい症状はうつ。

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水銀中毒の場合、ヘムの鉄原子に酸素の代わりに水銀が結合する。ヘムの酸素運搬能力は低下するが、 血液中のヘモグロビン値は、酸素運搬を代償するために上昇する。

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ヘモグロビンの低下は酸素運搬能力の低下を意味する。貧血=ヘモグロビン低下=低酸素。貧血はミトコンドリア内のヘム低下、ヘモグロビン低下により、エネルギー産生が低下する病態。

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ヘモグロビンの特徴: ・赤色素であるヘムをもっているため赤色を帯びている。 ・ヘモグロビン分子全体(α2β2)の分子量は約64,500であり、ヘムを4つ含む。 ・ヘムは価数が2価の鉄原子を中央に配位したポルフィリン誘導体 […]

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成人では、体内に約3,000–4,000mgの鉄を持っている。そのうち、60%がヘモグロビンに組み込まれ、赤血球 30%が貯蔵鉄として肝臓細胞や網内系マクロファージに存在する。

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鉄材の適正使用による貧血治療指針では、日本人のヘモグロビン値の正常下限は男性13.0g/dl、女性12.0g/dl が妥当であるという見解。

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アルブミンの3分の2は組織中にある。血液中のアルブミンが多少減っても組織中のアルブミンが補てんしてくれるため、血中アルブミンはなかなか下がらないしくみになっている。血中アルブミンが維持できなくなったら、相当足りないと思う […]

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アルブミンの絶対値(総タンパク×アルブミン(%))の基準値は4-4.5g/dl。脱水の有無によって数値は変わる。スポーツ選手や、筋肉量、スタミナ量の増大を意図するときは4.5g/dl 以上がよい。

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胃潰瘍が常に症状を伴うとは限らない。逆に、胸焼けなど過酸症状があっても、実際には大したことが無いこともよくある。胃の粘膜萎縮が進むと、バリア機能が低下して、少量の胃酸に敏感になるから。

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胃酸サプリメントの摂取方法:胃酸サプリメントは食中に1錠ずつから始めるべき。サプリメントの量を決めるときは食事中にタンパク質を15-20g位含む食事をとる。3日ごとに1錠ずつ増やしていく。もし、食後に胃の不快感、胃重感、 […]

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血清タンパクの種類と働き: ・アルブミン→血液の浸透圧を保持する、薬と結合して運搬する ・α1-グロブリン→αフェトプロテイン、リポタンパク(脂肪を血液中に融解している) ・α2-グロブリン→銅への運搬、ヘモグロビンの運 […]

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血清タンパクの異常値になる主な病気: ・総タンパク 低値:肝機能障害(肝硬変、慢性肝炎)、ネフローゼ症候群、慢性腎炎、栄養障害、悪性腫瘍、タンパク漏出性胃腸炎 高値:骨髄腫 ・アルブミン 低値:肝機能障害(肝硬変、慢性肝 […]

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タンパク質の機能と見るべき項目: ・生体の構成成分:コラーゲン、筋肉 ・酵素機能:AST、ALT ・血液成分:抗体 ・輸送タンパク:アルブミン ・ホルモン維持:各種ホルモン濃度、チロシン、サイロキシン、アドレナリン ・ア […]

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タンパク栄養の難しい点: ・消化吸収が難しい タンパク質の消化吸収には十分な胃酸、消化酵素の分泌が欠かせない。炭水化物、脂質は口腔内のアミラーゼ、リパーゼで消化が始まるのに対して、タンパク質の初期消化は胃で行われる。胃酸 […]

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絶食18時間でアルブミンの合成能力は30-50%減少。アミノ酸を再び与えると6時間で元のレベルに戻る。タンパク摂取量によって肝臓のアルブミン合成能は変化する。

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ヒトでは血漿タンパク濃度が7.3g/dl前後であるのに対して間質液中では2-3g/dl。この時血漿の膠質浸透圧は約28mmHgであり、間質液では約8mmHg。この濃度差から生じる膠質浸透圧較差によって循環血液量が保たれて […]

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膠質浸透圧とは、主としてアルブミンの濃度によって生じる血漿や間質液の浸透圧のこと。アルブミンは肝臓で作られるタンパク質で血液中に存在し、水分を保持するスポンジのような役割をしている。アルブミンが少なくなると水分が血管外に […]

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インスリン自己抗体症候群:インスリンに対する抗体ができることで、血糖値が乱高下する病気。主な症状は、ふらふらする、体がだるい、手が震えるといった低血糖症状。SH基を持つ薬剤が投与されると、インスリン分子内のS-S結合が切 […]

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アミノ酸同士がつながるときには、カルボキシル基とアミノ基の間でH2Oが取れて結合する。これをペプチド結合と言う。タンパク質の中でアミノ酸は一定の配列順序でペプチド結合している。

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AST=グルタミン酸オキサロ酢酸トランサミナーゼ。グルタミン酸とオキサロ酢酸の間でアミノ基の受け渡しをする酵素。アミノ酸の受け渡しをする酵素をアミノ基転移酵素という。AST、ALTは共にアミノ基転移酵素である。ビタミンB […]

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アミノ基転移反応→アミノ酸のアミノ基がαケトグルタル酸に移行して、新しいアミノ酸とオキソ酸を生じる反応。ビタミンB6を補酵素とするアミノ基転移酵素によって行われる。アミノ基転移酵素の代表的なものが AST、ALT。アミノ […]

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アミノ酸の分解反応を知ると、体内での様々なアミノ酸生成物の流れがわかる。例えば非必須アミノ酸のアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸は、アミノ基転移反応から得られる。

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アミノ酸とは、アミノ基をもつカルボン酸という意味で、全てのアミノ酸にはアミノ基とカルボキシル基があり、そこに側鎖がつくという構造をしている。アミノ酸の性質はこの側鎖によって決まる。人間を構成するアミノ酸は側鎖だけが異なり […]

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鉄は遷移金属のひとつ。遷移金属は、内側の電子軌道に空席があるために科学的に不安定であり、反応性が高い。それゆえ、磁石につきやすい、電気を通しやすい、様々な酸化数をとりやすい等の特徴がある。非常にさびやすく、電子の受け渡し […]

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貧血とは赤血球が少なくなったり、ヘモグロビンの濃度が薄くなったりする状態。健康診断で貧血と診断される人は僅か。その理由の一つは、ヘモグロビンの基準値が違っているから。 基準範囲内は正常範囲内ではない。

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タンパク質は量をたくさん作る事よりも正しい構造のタンパク質を作る事の方が重要。そのために必要なのは、タンパクのリサイクルに必要なミネラル(亜鉛、マグネシウムなど)を十分に摂る事、定期的に小胞体の掃除をするため適度な運動や […]

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