2024年3月1日
代替療法医ジョン・マイヤーズ医師によるマグネシウム点滴療法は、気管支喘息、偏頭痛発作、慢性疲労症候群、線維筋痛症などさまざまな疾病に有効とされている。
2024年3月1日
マグネシウムの多彩な機能: ・グルタミン酸受容体を抑制するため、精神的な不安定さを改善(ADHD児の多動性を軽減する) ・概日リズムの調整(細胞内では24時間周期でマグネシウム濃度が変化しており体内時計を維持)
2024年3月1日
マグネシウムが腸粘膜から吸収されるためにはイオン化されることが必要。食物中の有機化合物に結合しているミネラルは結合力が強いため、イオンになるために胃酸や腸内の有機酸の助けが必要。胃酸によってpHを下げることでイオン化しや […]
2024年3月1日
マグネシウム不足は血液検査では判断できない。臨床症状から判断。体内マグネシウム量を評価するには、毛髪ミネラル検査、尿中ミネラル検査、赤血球中のミネラル濃度検査。
2024年3月1日
マグネシウムは骨芽細胞の調節にも必要であり、マグネシウム不足でも骨粗鬆症に。
2024年3月1日
マグネシウム不足: ・肩こり、首の痛み(筋緊張) ・繊維筋痛症(持続的な筋の緊張) ・気管支喘息(気管支平滑筋の緊張) ・心臓(不整脈) ・高血圧(血管平滑筋の緊張) ・糖尿病、低血糖症(インスリン制御にかかわる) ・便 […]
2024年3月1日
マグネシウムはカルシウムの動きをコントロールしている。マグネシウムはカルシウムとブラザーイオンであり、カルシウムの拮抗物質。マグネシウムは、細胞膜上に存在し、カルシウムポンプを活性化させ、カルシウムチャネルを抑制すること […]
2024年3月1日
マグネシウムの3大消費要因は、ストレス、運動、酒。
2024年3月1日
鉄を運ぶトランスフェリンの合成にマグネシウムが必要。フェリチン値が保たれているのに血清鉄が低下する場合は、マグネシウム不足により鉄の輸送障害が起きているのかもしれない。
2024年3月1日
骨粗鬆症対策や免疫増強にビタミンDを摂っている人も多いが、ビタミンDの多量補給は尿中マグネシウム排泄を増加させる。ビタミンDの補給時にはマグネシウムが進められる。
2024年3月1日
副腎疲労症候群にとって必ず摂取すべきミネラルがマグネシウム。疲労症状に効果的なのはもちろんだが、マグネシウムはストレスによって消費が激しくなること、そしてマグネシウムは副腎ホルモンの制御を助けてくれる。
2024年3月1日
ATPとマグネシウムはガソリンとエンジンオイル(潤滑油)の関係であり、マグネシウム不足は疲労症状がでる。慢性疲労にはよくビタミンB群補給が勧められるが、ビタミンB補給時にはマグネシウムを同時投与することが推奨される。
2024年3月1日
ATPをエネルギーとして使う際、ATPの分解酵素にマグネシウムが必要(ATPアーゼはマグネシウムと結合したATPのみを基質として利用できる)。
2024年3月1日
マグネシウム: ・ミトコンドリア→ATP産生に重要 ・細胞膜→カルシウムのゲートキーパー ・核→DNA、RNA産生に重要
2024年3月1日
マグネシウムは体内の殆ど全ての酵素の活性化にかかわっているそして、DNA合成、神経活動、筋肉、血管、血圧コントロールに関与している。マグネシウムは60%が骨に、40%が筋肉および軟組織に、1%が細胞外液に存在。体内でマグ […]
2024年3月1日
単独カルシウムを使わない: ・マグネシウム→臓器レベルと細胞レベルの局在異常を、同時に解決できる ALP(骨におけるカルシウム結晶化、ビタミンD活性化に働く)の補酵素 PTH分泌コントロール 細胞内に多く存在し、内 […]
2024年3月1日
オステオカルシン: ビタミンKの作用のもとで、骨芽細胞により合成される。骨代謝回転と密接な関係があり、血中濃度を測定することにより、骨の代謝異常あるいは治療効果を知る上で有用。 高値疾患→骨粗しょう症(高回転型)、原発性 […]
2024年3月1日
骨代謝関連マーカー: ・PTH(副甲状腺ホルモン) ・ビタミンD 25OH、オステオカルシン→骨代謝回転を見る。 未成熟オステオカルシン→ビタミンKの働き。石灰化を見る。 ・尿中NTX ・血中CTX
2024年3月1日
破骨細胞と骨芽細胞は互いの発生や機能を促進したり抑制する力を持っているので、正常な骨のリモデリングが行われるためには、両者のクロストーク(情報交換)が重要で、阻害されると様々な有害事象が起きる。骨吸収の信号伝達は PTH […]
2024年3月1日
局在異常対: ・血中カルシウムのみが急激に上がる牛乳よりもむしろ濃緑色野菜 ・サプリメントはカルシウム動態をコントロールするマグネシウム、ビタミンD と一緒に摂る ・動物性タンパク質の摂りすぎに注意する 更に、健常な骨の […]
2024年3月1日
血中カルシウムは半分がタンパクと結合している。血液中カルシウムの40%はアルブミンと結合、10%はリン酸塩と結合、50%はフリー。この中で生物学的活性があるはフリーなカルシウムだけ。つまり、アルブミンと結合したカルシウム […]
2024年3月1日
灰が更新している場合、血中カルシウムは上がるはずだが、血液検査ではわからない。厳重なホメオスタシスが働き、いつも血中濃度が補正されているから。リンの代謝異常も一緒に起きている場合、血中カルシウム×血中リン>35となってい […]
2024年3月1日
血中カルシウムが不安定になる食事パターン: ・カルシウム摂取が足りない 血中カルシウム↓→PTH↑→急激な血中カルシウム↑→骨粗鬆症+骨から余分なカルシウムが溶け出して結石、動脈硬化、心臓発作 ・カルシウムを単独で摂取す […]
2024年3月1日
局在異常の原因をみつけるために: ・レントゲンでの異所性石灰化のチェック→歯石、骨隆起、頸動脈エコーでのプラーク、レントゲン上の異所性石灰化陰影 ・食事内容のチェック→酸性食品など
2024年3月1日
局在異常の原因: ・ホルモン異常(PTH↑、カルシトニン↓、女性ホルモン↓) 主要なカルシウムの調節ホルモンは、PTH(副甲状腺ホルモン)、ビタミンD3、カルシトニン。PTHは、骨吸収促進、腎臓でカルシウム再吸収促進、腸 […]
2024年3月1日
カルシウムの問題は不足ではなく局在異常: ・臓器レベルで言えば、脱灰>再石灰化のアンバランス。あまったカルシウムが臓器や血管に沈着してしまう異所性石灰化。 ・細胞レベルで言えば、細胞膜のポンプ機能低下やカルシウムサプリ等 […]
2024年3月1日
カルシウムの働き: ・骨、歯をつくる ・情報を伝達するスイッチの役目 ・アルカリとしての pH調節
2024年3月1日
コーラなどの酸性食品、酸性飲料によって、エナメル質が溶けてしまった状態を酸触歯という。エナメル質はハイドロキシアパタイトと呼ばれるリン酸カルシウムの一種で、酸性環境で溶出する。このようにカルシウムが溶出することを脱灰とい […]
2024年3月1日
細胞内のカルシウムはミトコンドリア、小胞体がほとんどで細胞質には存在しない。それゆえ、通常は細胞内と細胞外の比率は1:10000が維持さスイッチOFF状態。それが、刺激を受けると、一気にカルシウムが細胞質内に流れ込んでく […]
2024年3月1日
カルシウムは情報伝達(カルシウム・シグナリング)の役割を果たす。ヒトでは細胞質内のカルシウム濃度は低く、体内のほとんどのカルシウムは骨や歯や細胞内に貯蔵されている。細胞が刺激を受けると、細胞外や小胞体にあるカルシウムイオ […]