インシュリンの肝臓における作用:
・食後血糖は肝臓における糖の取り込み率が規定
・グリコーゲン合成酵素(glycogen synthase)を活性化させ、グリコーゲン合成を促進させる
・GLUT2が細胞膜上に存在しているので、細胞内へのグルコース取り込みは、インシュリン作用に依存しない。肝臓ではインシュリンによってglucokinaseを活性化させ、間接的にグルコースの肝臓への取り込みを増加させる。
・糖新生の80%は肝臓(20%は腎臓)で行われ、インシュリンによって抑制される。
・糖新生によって生じたブドウ糖は、GLUT2を介して血液中に放出される。インシュリンはこれを抑制する。