インスリン抵抗性は慢性炎症によって生じる。慢性炎症により脂肪細胞やマクロファージなどがTNF-αを産生する。TNF-αは炎症性サイトカインの一種で、炎症の進行や発展に重要な働きを持っている。生体内で正常に機能している限りは何ら問題が無いが、何らかの機転でTNF-αが過度に産生され続けると、インスリン抵抗性をはじめ、様々な問題を引き起こす。