カルシウム代謝異常の5つの原因:
1.ホルモンバランスの異常
カルシウムを調節するホルモンはPTH(パラトラモン)とカルシトニン。PTHはカルシウムの骨吸収を促し、カルシトニンは骨の脱灰を促す。PTHは副甲状腺、カルシトニンは甲状腺から分泌されるホルモン。
2.マグネシウム不足
カルシウムの脱灰、再石灰化にはマグネシウムが非常に重要な役割を担う。
3.リンの過剰
リンはカルシウムとくっついて排泄される。ハム、ソーセージ、練り物、コンビニのお惣菜、お菓子などほとんどの加工食品にはリン酸塩が入っているため、現代人は非常にリン過剰になりやすい。
4.酸性食品(砂糖、肉)の摂取増加
砂糖や肉は体内を酸性化させるため、アルカリ化を促そうと身体は骨からカルシウムを動員する。
5.ビタミンDの低下
カルシウムの再石灰化にはビタミンDが重要。日本人の9割が血中ビタミンD濃度が低下している。免疫にも重要。