グリアジン(グルテンが分解されたもの)運動失調:グリアジンに対して自己免疫が発動し、小脳を破壊する。
・グリアジンに対する交差反応により小脳組織が障害され、歩行失調などの運動失調を引き起こす自己免疫疾患。
・ほぼ全例で歩行失調を示し、眼球運動障害や眼振も84%と頻度が高い、末梢神経障害(軸索ニューロパチー)の合併も45%にみられる。
・頭部MRIでは軽度の小脳萎縮を示すことが多く、抗グリアジン抗体(IGGまたはIgA)陽性であることで診断される。
・治療は無グルテン食。