ナイアシンフラッシュは、血管拡張による血流が増加する一過性の生理作用。ニコチン酸アミドが細胞に入るとホスホリパーゼ(PLA2)が活性化され、細胞膜のリン脂質から多価不飽和脂肪酸(特にアラキドン酸)を切り取って放出させる。その際にシクロオキシナーゼ(COX)によりプロスタグランジンD2、プロスタグランジンE2などの代謝産物を作る。プロスタグランジンD2、プロスタグランジンE2が細胞から出るときに血管拡張作用を持つ。