甲状腺ホルモンは、エネルギー産生に大きく関わっている。甲状腺ホルモンがT4からT3に変換されるためには適度な量のコルチゾールが必要。コルチゾールが多すぎる場合(副腎疲労の反応期)、T4からT3への変換が妨げられ活性度の高いT3が少なくなる結果、甲状腺機能は低下。 コルチゾールが少なすぎる場合は、副腎疲労が進行しコルチゾールが低下し、T4はT3 でなくリバース T3に変換されるようになる。リバース T3は、活性度の低いT3であり、疲弊した体を休めるために体の防御機構が働く。 リバース T3が増える状況は、神経性食思不振症や飢餓時、急激に糖質制限食に移行した場合などに見られる。