高血糖も低血糖も、細胞内で起こっていることは共にエネルギー代謝の低下と言う点で共通。
高血糖のときに細胞内で起こっていること:
高血糖(糖尿)の原因のほとんどが、細胞膜がバカになって、インシュリンが効かないこと。インシュリンが受容体に結合しても、反応が起こらず、糖の玄関が作られない(インシュリン抵抗性)と、糖が細胞内に入れず、血液中に糖が溢れる。細胞の中に糖が入ることが出来ず、エネルギーの枯渇が起きている。
低血糖のときに細胞内で起こっていること:低血糖の多くはミトコンドリア機能の低下によるエネルギー代謝の低下。解糖系しか使えないと、1個の糖から2個のエネルギーしか作れないため、糖の過剰な消耗が起きてしまう。作られるエネルギー量が少ないため、エネルギーの枯渇が起こる。細胞がどんどん糖を取り込み、血液中には糖が少なくなる。
どちらも代謝低下、免疫低下、タンパク質がうまく作られない、エネルギー切れで疲れやすい。