三大栄養素の糖質、タンパク質、脂質は、全て細胞の中のミトコンドリアでアセチルCoAに変わる。アセチルCoAがエネルギーとして代謝されなかった場合、TCA回路の一部であるクエン酸が、クエン酸シャトルを使ってミトコンドリア膜の外に出る(アセチルCoAのままではミトコンドリアの膜を通過できない)。ミトコンドリアでエネルギーに回らなかった分が、脂肪酸・コレステロール合成に回される。ミトコンドリアであらためて、クエン酸からアセチルCoAに戻る。アセチルCoAからコレステロールが合成される。コレステロール代謝は長いステップで、ATPを消費する。そのためATP不足になるとコレステロールが不足する。