水銀は亜鉛と拮抗し、働きを阻害する。
・DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼは亜鉛を含有する酵素。水銀はこの酵素の活性を阻害する。
・亜鉛は吸収されるとメタロチオネイン(抗酸化物質)と結合して各組織に運ばれるが、水銀は先にメタロチオネインを誘導してしまう。
・インシュリンは結晶構造を安定化させるために亜鉛と結合しているが、水銀が入ってくるとインシュリンやテストステロンなどのホルモンに影響を及ぼす。