免疫は大きく分けると、好中球やマクロファージ、補体、NK細胞などによる非特異的な一次防御(自然免疫)と、抗原が侵入した際に、マクロファージが発した情報をB細胞、T細胞に知らせる(抗原提示)という二次防御に別れまる。 後者は、サイトカイン、炎症性メディエーター(IL-1、TNF-α、PGE2)を放出する。 炎症性サイトカイン(TNFα、IL-6)と抗炎症性サイトカイン(IL-4,10)のバランスが崩れると、炎症が持続するようになる。 抗原提示によって、ナイーブT細胞はTh1細胞やTh2細胞に分化していきく。どちらに分化するかは、サイトカインの種類によるが、特に炎症で起こるPGE2が多く存在する場合は、Th2細胞が優位に産生される。