アンダーメチレーションタイプ38%:
・SMAe、メチオニンで調子がよくなり、葉酸には弱い。メチル基と葉酸はセロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンのシナプス活性を調節するトランスポータータンパクの発現に関して、反対のエピジェネティックス効果を持っている。
・典型的な低セロトニンの症状を呈し、SSRI投与によって改善する。
診断→問診、血液、尿検査
検査→血中ヒスタミン70ng/ml以上、SAMe/SAH比の低下、好塩基球50以上
症状 →強迫神経症状、季節性アレルギー、完璧主義などの3大症状
治療→SAMeやメチオニンなど直接メチレーションを回す栄養素が効果的。カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セロトニン合成を助ける栄養(トリプトファン、5HTP、ビタミンB6など)もよい。
葉酸、コリン(トリメチルアミノエタノール、DMAEがメチル化したもの)、DMAE(ジメチルアミノエタノール)、P5サプリは、クロマチンのアセチル化を増加させ、SERTを産生し、セロトニン活性を抑制するため避けたほうがよい。マンガン、銅も悪化させる。
多くのアンダーメチレーション患者はホモシステインレベルも低いが、高い場合動脈硬化リスクがある。メチレーション治療はホモシステインを上昇させる傾向があるので、その場合はSAMe、メチオニン使う前にホモシステインを正常化させておくべき。
かなりの人がピロール異常も合併している→完璧主義である反面、内に不安を抱えており、うつやストレスの調整がうまくない。両者は低セロトニン活性が共通しておりうつ症状もより深刻。このハイブリッドタイプは片方だけよりも自殺傾向が強い。