腸管の表面は無数の腸管粘膜上皮細胞から構成されている。その細胞と細胞の隙間は物が無差別に入ってこないように、特殊なタンパク質でふさがれている。これをタイト・ジャンクション構造と呼んでいる。occludin claudinというタンパク質が細胞同士を接合している。 このoccludinや、その裏打ちをしているZO-1というタンパク質は乳酸菌を摂取することで、よりしっかり働くようになるということが報告されている。つまり、乳酸菌が腸管のバリアを形成している。バリアが壊れれば、異物が体内に入りこみ、アレルギー反応が起こる。