胃酸が少ないもしくは胃酸のpHがアルカリに偏ると:
・ミネラルの吸収が低下する(鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅)
・ビタミンの吸収が低下する(葉酸、B12、B6、A、E、B2、B1、B3)
・アミノ酸の吸収が低下する
・脂質の吸収が低下する
胃酸の分泌が少なかったり、pHがアルカリに傾いていると、胃酸に刺激されて分泌される消化酵素も減ってしまう。痛風・高尿酸血症の治療に尿酸排泄促進剤を服用すると、尿中に排泄される尿酸の量が増え、腎結石・尿路結石ができやすくなる。尿の酸度が高いと、その危険がさらに高くなる。そこで尿アルカリ剤が併用される。この薬はアシドーシス(血液が正常より、酸性に傾いた状態)を改善するためにも用いられる。