情報伝達物質のことをリガンドといい、水溶性リガンドと脂溶性リガンドがある。受容体にもそれぞれ水溶性、脂溶性に対する受容体がある。水溶性リガンドは細胞膜上の受容体に結合し、情報を受け取ったメッセンジャーが核内へ情報を届けるという二段構えになっている。しかし、細胞膜はリン脂質によって構成されているため、ビタミンAのような脂溶性リガンドは細胞膜を通り抜ける事が出来る。ビタミンAが強力な作用を発揮できる理由は活性型のレチノイン酸が細胞膜を通りぬけ、直接核の受容体に働きかけるから。これは脂溶性ビタミンやステロイドホルモンなどに共通の性質。