アミノ酸を原料に糖新生が起こる場合、アミノ基(NH₂)が邪魔。アミノ酸がエネルギーとして使われると、アミノ基の窒素(N)からアンモニア(NH₃)が出来てしまう。アンモニアは有毒なため、肝臓で尿素回路を使って無害な尿素に作り替えたのち、尿からに排泄する。つまり余計に肝臓使うことになる。一方、糖質と脂質は、炭素(C)窒素(N)酸素(O)の3つの組み合わせで出来ている。糖と脂質がエネルギーに変わると、最終的には二酸化炭素(CO₂)と(H₂O)になる。二酸化炭素は肺から呼吸を通して出ていくし、水は尿で排泄する。糖と脂質は、エネルギーとして使ったあとの燃えカスを捨てる手間が簡単。