アラニン回路:
アラニンを肝臓を通して分解する経路。ブドウ糖と乳酸両方の不足時に、筋肉のアミノ酸をエネルギー化する。
筋肉にたまったピルビン酸は、G6ホスファターゼがなく、G6Pをグルコースに変換されないため、肝臓を迂回して糖新生される。ピルビン酸をアラニンに変えるのにGPTが必要。
その後、アラニン→ピルビン酸→グルコース6リン酸→グルコースと回る。この転換にビタミンB6が必要。
アラニン→ピルビン酸の時、尿素が放出され、BUNをあげる。尿素窒素が低い人、ASTとALPの乖離がある人はビタミンB6が回っていない。