インシュリンの筋肉における作用:
・インシュリンによってGLUT4の発現が増加
・骨格筋はGLUT4を介して血糖の70%を取り込む(脂肪細胞には3%、脂肪細胞は血糖の調整には関与していない)。食後血糖は肝臓でGULT2を介して取り込まれるが、取り込みきれなかった糖は骨格筋に取り込まれる。筋肉量が低いことは血糖コントロールにマイナス。
・グリコーゲン合成を促進
・アミノ酸やカリウムの細胞内への取り込みを増加させて、タンパク質合成を促進させ、タンパク質の異化を抑制。
運動はインシュリンに依存せずGLUT4の細胞膜への発現を増加させる。ロイシンは同様の働きをするので、食前にロイシンを摂ること、食事直後に身体を動かすことは、インシュリンの働きが弱い人にとって血糖コントロールに役立つ。