インスリンは食事中の余剰の糖質を処理するホルモン。食事中の糖質をなるべく減らす糖質制限が、インスリン抵抗性改善にはとても有効な食事法。ところがインスリン抵抗性は、インスリンの追加分泌自体が悪循環で悪くなるため、単純に原因因子を除去するだけでは、インスリン抵抗性が改善しない場合もある。この場合、悪循環の元となる追加分泌をなるべく抑える必要がある。インスリンの基礎分泌は変えられないため、食事のたびに分泌される追加分泌を減らすには、食事の回数を減らすのが一番。すなわち間食の禁止。ただし、一日一食は避けるべき。基礎代謝の低下は体温の低下や免疫力の低下をはじめ、倦怠感や集中力の欠如などなど、様々な問題を引き起こす。基礎代謝は低下させたくないが、インスリンの追加分泌を減らすことでインスリン抵抗性を改善させるのが、間欠的ファスティング。特に糖質制限を行っても体重が減らなかったり、インスリン抵抗性が改善しない人にとって有効な方法。