コレステロール役割
1.細胞膜の原料となる(体内コレステロールのうち1/3以上は、脳と神経系で占められる。脳神経に関する病態では、コレステロールの状態が重要に。)
2.ホルモンの原料となる(コレステロールは性欲減退、抗ストレス、抗炎症力などに関係。)
3.消化液、胆汁の原料となる(胆汁酸は消化管で脂肪分を乳化する。乳化されなければ、腸から脂質は吸収されないため、脂溶性の栄養素が吸収されない。同時に、膵臓からでる消化酵素リパーゼを活性化する働きもある。油もの、肉を食べると胃がもたれる、食べているのに栄養状態が悪い場合、胆汁酸が不足している場合がある。)
4.ビタミンDの原料となる
5.CoQ10の原料となる(CoQ10はミトコンドリアがエネルギーを作るときに必須の補酵素で、抗酸化物質としても重要。CoQ10の原料は「メバロン酸」で、コレステロールが肝臓で作られる過程でできる脂肪酸の一種。低コレステロールは、CoQ10の原料のメバロン酸不足を暗示。)