コロナは、解熱鎮痛剤のNSAIDsを使うと症状が悪化する。NSAIDsとは、非ステロイド性消炎鎮痛薬(ステロイドみたいな抗炎症、解熱、鎮痛の効果がある薬)。ロキソニンなど。NSAIDsは炎症を起こすメディエーターが作られるのを止める。発熱、炎症が起こる仕組みは、細胞膜を構成する栄養素の脂質を原料に、アラキドン酸が出来て、プロスタグランジン(炎症の元)が作られるため。NSAIDsは、このアラキドン酸からプロスタグランジンを作るときの酵素(COX)を阻害。ステロイドはもっと上のレイヤーでプロスタグランジンを止める。効果も絶大だが、アラキドン酸から作られるその他の身体によいものも全部止めるため副作用もある。