脂は摂取すると、十二指腸で胆汁と合わさって乳化され、小腸から吸収される。脂が苦手な人は、この胆汁の分泌に問題がある場合がある。胆汁は胆汁酸とビリルビンからなる。ビリルビンは赤血球のヘモグロビンから作られる。古くなった赤血球は脾臓で壊され、ヘモグロビンから鉄が回収される。鉄が回収された後のヘムタンパクから間接ビリルビンが作られ、間接ビリルビンは水に溶けないので血液中のアルブミンにくっついて肝臓に運ばれ、グルクロン酸抱合を受けて直接ビリルビンとなって水に溶けるようになり、胆のうに蓄えられる。