小腸粘膜から吸収されたビタミンAは肝臓に貯蔵される。そこからタンパク質:RBP(レチノール・バインディング・プロテイン)の乗って出荷される。RBPが合成されるのに亜鉛が不可欠。血液中の亜鉛濃度が低下すると、血清中のRBP濃度も低下する。RBPの寿命は半減期15時間と短いため、栄養不足による増減が分かりやすい。肝臓にビタミンAが蓄えられていても、亜鉛不足があればビタミンAを必要なところへ運べない。