食事の糖は、グリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯められる。空腹時には、グリコーゲンが切り出され血糖値が維持される。身体を動かしているときは筋肉に貯めた筋グリコーゲンを、身体を動かしていないとき(睡眠時)は、肝臓に貯めた肝グリコーゲンを使う。脂肪肝があると、肝グリコーゲンが切り出しにくくなるため睡眠中に血糖値が維持できず、カテコラミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン)が血糖値を上げようとし、寝違い、過緊張、歯ぎしり、食いしばり、中途覚醒など、睡眠を妨害する症状が出やすくなる。