脳には脂質をβ酸化する酵素が存在しないため脂質をエネルギー源として利用できない。肝臓で脂質からケトン体を作り、それを血流で運んで取り込み、エネルギー源として利用する。ケトン体は脂質と違って水溶性なためリポタンパクが不要で、血流に乗せて運びやすい。中鎖脂肪酸はケトン体を作りやすいため、脳の認知機能改善にも効果があると言われている。