毛髪ミネラル検査
・副腎疲労具合は、ナトリウム・カリウムを診る。両方上がっていれば、副腎疲労初期でコルチゾールがたくさん消耗されている。両方が下がっている場合は、コルチゾールが少ない状態、副腎疲労も末期という意味。
・骨の脱灰・再吸収のバランスはカルシウム・マグネシウムを診る。脱灰が起こっていると、カルシウムとマグネシウムが右振れする。副甲状腺機能の低下やビタミンDが不足していると左側に振れる。両方とも同じくらい真ん中に収まっているのが理想で、脱灰と再石灰化のバランスが上手くいっていることを示す。
・抗酸化力、エストロゲン過剰具合などは、銅・亜鉛を診る。亜鉛が不足していると、消化酵素を補うのは必須。インシュリンもメタロチオネインも亜鉛を多く必要とするため、糖の摂取状況を確認したり、抗酸化力の低下を疑う。亜鉛が高く右に振れる場合は、水銀汚染が疑われる。水銀の影響で毛髪の伸びが遅くなるため、毛根で亜鉛が濃縮される。エストロゲンの体内濃度が高くなりやすい人は銅が高く出る。エストロゲンとセルロプラスミン(銅を運ぶタンパク質)はセット。環境ホルモンに注意し、デトックス野菜を多く取るなどの工夫を。