銅は神経伝達物質合成、免疫、エネルギー代謝、成長に大きくかかわる。通常ははメタロチオネインやセルロプラスミンによって血中濃度が保たれている。銅はノルエピネフリン合成の補因子。ドーパミン→ノルエピネフリンの変換には、DBH(ドーパミンβヒドロキシラーゼ)酵素が関わっているが、その補酵素として銅やビタミンCが必要。銅過剰になると、脳内でのこの反応が亢進し、ノルエピネフリンも過剰となる。銅過剰の人はたいてい亜鉛レベルが低下し、酸化ストレスが過剰。銅を制御するカギはメタロチオネインだが、亜鉛欠乏により活性が落ちるので注意が必要。