一般的に、葉酸サプリはメチレーションを増加するが、精神的な領域では逆の事が起こる。葉酸は、体内ではメチル化因子として、脳シナプスではメチル化抑制因子として働く。しかし、精神的な影響は神経伝達物質そのものより、神経伝達物質の輸送タンパクに対する方がずっと強いため、結果として、葉酸は精神的にはメチル化抑制因子として働くと考えられる。 その結果、低セロトニンによるうつ症状はメチオニンやSAMeなどのメチル化剤でよくなるが、葉酸で悪化する。それに比べてドーパミン、エピネフリン過剰活性患者は葉酸でよくなり、SAMeメチオニンで悪化する。