カドミウム:
・亜鉛属元素のひとつ。亜鉛と性質が似ており、自然界では亜鉛と一緒に産出する。
・腎機能障害、甲状腺に影響して骨吸収の亢進を引き起こす。WHOによって第1級の発ガン物質として認定されている。
・日本は携帯電話に使用されるニッカド電池の材料として世界最大のカドミウム消費国。ニッカド電池は回収率が20%程度。カドミウム汚染の最大の源は米。特にコメの薄皮部分に蓄積されるため、玄米には多い。
・亜鉛族元素。亜鉛・カドミウム・水銀・コペルニシウムの総称。カドミウムは亜鉛と化学的性質が似ているため、本来亜鉛が存在するべきところに変わって入り込む。そのため亜鉛の補酵素活性が阻害されてしまい、腎臓障害が起こってカルシウムの代謝に異常をきたす。そして骨からカルシウムが失われていき骨折しやすくる。