カルシウムは骨格を形成するほか、ホルモン、神経伝達物質の分泌、筋肉収縮などの多彩な作用に影響を与えるミネラル。カルシウムはホメオスタシスのキーミネラル。血中カルシウムは心筋を動かしているので、濃度が狂うと心臓が止まってしまうため、血中カルシウムは厳重にコントロールされている。血中カルシウムを一定に保つために、カルシウムは骨や細胞内と頻繁に出入りを繰り返し、バランスを取っている。逆に言えば、血中カルシウム濃度を守るために、他の臓器には負担がかかることがある。それが、脱灰亢進、細胞内カルシウム貯留などの代謝異常につながる。