骨粗しょう症の予防に重要なのは、カルシウムを摂る事よりも、骨からカルシウムが失われるのを防ぐこと。動物性タンパク質の多い食事をとると、体内が酸性に傾く。この酸を中和するため、骨のカルシウムがアルカリとして動員される。このとき、副甲状腺ホルモンがすばやく離脱したカルシウムを骨に戻すが、動物性タンパク質がこのホルモンの働きを阻害するために、骨由来のカルシウムが尿中に排泄されてしまう。