分化とは細胞が形態を変化させながら増殖していくことで、一番知られているのは皮膚細胞の角化。表皮のいちばん内側の基底層では、細胞分裂によって毎日新しいケラチノサイトが生まれている。ケラチノサイトは、後から分裂する細胞に徐々に押し上げられて角層に達し、角層細胞に変化する。このような細胞の分裂や増殖を亢進させる働きをしているのがレチノイン酸。