皮膚で活性型ビタミンDを産生する意義は、紫外線の浴びすぎによって起こる皮膚細胞のDNA障害や皮膚がんの抑制にあるのではといわれている。ビタミンDの細胞増殖抑制、がん抑制作用は皮膚から来ているかもしれない。また、免疫細胞も同様にビタミンDの活性化能力があるとされている。表皮の活性型ビタミンDが増えると、それ自体がビタミンDレセプターを誘導したり、さらなる活性型ビタミンD産生に必要な酵素を誘導するというUnregulated機構がある。活性型ビタミンD外用薬の使用には特に注意が必要。ビタミンD3外用薬で腎不全腎障害患者は必ずクレアチニンやカルシウムの確認を。