栄養

脳は体重の3％の重量しか占めていないが、酸素の20％を消費している。うつは脳内ミトコンドリア機能の低下が原因の一つだと考えられる。

ミトコンドリア機能改善対策： ・ビタミン・ミネラル補給 ・重金属デトックス ・腸内環境改善→ミネラル吸収↑、酪酸菌↑（ミトコンドリア新生を促す働き） ・運動→廃用性萎縮を防ぎ、タンパク質の在庫を一掃。 ・小胞体ストレス解 […]

免疫系疾患の治療方針は、免疫の正常化、副腎のケア、ミトコンドリア機能改善（免疫細胞のエネルギー状態は低下している）。

免疫は大きく分けると、好中球やマクロファージ、補体、NK細胞などによる非特異的な一次防御（自然免疫）と、抗原が侵入した際に、マクロファージが発した情報をB細胞、T細胞に知らせる（抗原提示）という二次防御に別れまる。 後者 […]

リウマチの標準治療：DMARDs、非ステロイド系消炎鎮痛剤、ステロイド、抗サイトカイン療法原因そのものをなおす治療法は存在しないとされている。

低メチル化状態の場合、SAMe/SAH比率が低く、ヒスタミン濃度は上昇する。高メチル化状態の場合は、反対になる。

薬もサプリも神経伝達物質そのものより、神経伝達物質の輸送タンパクをターゲットにした方が効果が高い。

アンダーメチレーションの原因： ・メチレーション回路の遺伝子変異 ・ヒスタミン過剰負荷 ・タンパク不足

統合失調症の病因仮説： ・ドパミン仮説→ドーパミンが過剰に分泌されることが原因。ドーパミンの働きを遮断する抗精神病薬が陽性症状の治療に効果を示す。ドーパミンの働きを活性化させる薬剤が統合失調症に似た幻覚・妄想を引き起こす […]

腸にはリンパ球の60％が集まっているため、免疫反応に大きく関わる。腸内環境を整え、腸の炎症を抑制するためには食事内容を整えることが重要。食物繊維を豊富に含む複合炭水化物とオメガ3系脂肪酸を多くとることを中心に、炎症がひど […]

副腎疲労の患者さんが一番を多く訴える症状は疲労。2番目は腹部の症状。胃腸機能の低下がよくみられる。腸が炎症を起こしていることもよくみられ、それを抑えるために必要なのが副腎ホルモンのコルチゾール。

甲状腺はヨードを材料にして甲状腺ホルモンを合成、分泌している。このホルモンは下垂体からの刺激を受けて血中に放出され、全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる。

必要なものを入れるとき、不要なものや害になるものを出すときはどちらも腸を経由する。分子を整合する治療においては、栄養療法（体内に入れる時）、デトックス療法（体外へ出すとき）に先立って腸管の状態を把握し、腸をメンテナンスこ […]

エラスターゼ（たん白質分解酵素）の理想値は500以上。少ないとタンパク質の消化に問題が生じる。その場合、消化酵素の補給を行う。線維が多く検出されるのであれば、咀嚼指導を行う。

過敏性腸炎の症状をもつ患者さんの30％は小麦の敏感性に苦しんでいる。グルテンフリーは過敏性腸炎の症状を改善する可能性がある。

検査が尿ポルフィリン検査： ポルフィリン経路のどこが障害されているかによって、蓄積している重金属の種類がわかります。赤血球の酸素運搬能が低下し他場合、代償的に MCV↑となることがある。

チオラの処方目的： 慢性肝疾患における肝機能の改善、初期老人性皮質白内障、水銀中毒時の水銀排泄増加、シスチン尿。肝臓障害があるときの食事は、低脂肪・高タンパクがよいといわれています。タンパク質は体内で分解して、いろいろな […]

リーキーガット症候群（LGS・腸管壁浸漏症候群）： 抗生物質やピルの使用によって善玉菌が減少したり、カンジタ感染・ストレス・食事の影響などにより腸管を守っているバリアが破壊され、本来なら取り込まれることのない様々な異物が […]

ビタミンB6は腸内細菌でもつくられるため、ビタミンB6が不足しているとなると、ビタミンB群全体的に不足していると推測できる。

炎症の指標： ・AST＜ALT→脂肪肝 ・尿素窒素＜γGTP→脂肪肝 ・フェリチンも脂肪肝などの炎症によって上昇。 ・白血球数は通常 5000くらいだが、風邪の治りかけなどでも9000くらいに上昇。 ・CRPは通常は0. […]

肉は結構食べているが胃酸が出てなさそうだと、肝臓に負担かけている可能性。

胃腸の状態と関わる： ・タンパク質関連の数値 ・ビタミンB群 ・ミネラル関連 ・免疫関連 ・カンジダ菌とピロリ菌 ・肝臓と毒素

1bilion＝10億。CFU＝コロニーの数。メンテナンスには20億、改善には500億。

骨粗鬆症などの病態でALP200くらいに高くなる。

ADHD（注意が欠陥なのでなく、注意の調節能力の欠陥）の治療： ・不注意が主症状の場合→半数以上に葉酸、ビタミンＢ12、亜鉛、コリンの欠乏が見られる。これらサプリメンテ―ションで集中力改善が期待できる。 ・衝動性、多動が […]

MCVはビタミンB12不足の指標で、脱殻のときにビタミンB12が必要になるので、不足すると数値が大きくなる。MCH、MCHCは体にどれくらい鉄があるかという指標に。31でそろっていればよい。

ALPの補酵素は亜鉛とマグネシウム。亜鉛とマグネシウム不足では、ALPは活性化しない。ALPが150以下になると亜鉛、マグネシウム不足を暗示。理想的には180以上。ただし、ALPは他の要因で上昇するケースも多いので、単独 […]

分子整合栄養医学はノーベル賞を2回受賞した科学者ライナス・ポーリング博士と、精神科医エイブラハム・ホッフ ァーによって1968年にその概念が創出された学問体系。1950年代末、ライナス・ポーリングは、精神疾患の原因の一つ […]

AST、ALTは、トランスアミラーゼという細胞内の酵素。細胞は新陳代謝の際、ある一定量は壊れて血中に酵素がこぼれる（逸脱酵素と呼ばれる）。病気の時には細胞が壊れて、酵素がたくさん逸脱するので、数値が上がる。逆に、AST・ […]

核は細胞の分化、タンパク質の合成、ステロイドホルモンの受容体に関わる場所。核の働きが悪さは分化異常、酵素、ホルモン異常に関わる疾患に関わる。ガン、皮膚疾患、胎児病、先天性疾患。